こんにちは。
FX担当の清水一喜です。
今日は、松下電器(現:パナソニック)の
創業者である松下幸之助さんの
大切な逸話から
自分なりに考えたお話をお伝えします。
一代で世界企業を築いた松下幸之助さんは
「経営の神様」と呼ばれ、
多くの人に影響を与えた方です。
ある日、松下幸之助さんが
京都駅から料亭へ打ち合わせに
向かっているときのことです。
隣に乗っていた、
松下電器に入ったばかりの秘書に
こう言いました。
「あのな、ここらへんは
実はわしの土地なんや」
さすが大企業の社長だ・・・と
秘書が驚いていると
幸之助さんは続けて言いました。
「今から行く料亭も実はわしのもんなんや」
料亭まで!と秘書がさらに驚いていると
幸之助さんは突然笑い出しました。
「面白いやろ、君!
そう考えたらなんか気が大きくならんか?」
これは冗談だったのですが
幸之助さんは続けて秘書にこう諭しました。
もしこの土地が自分のものだったら、
前を走る車も邪魔だとは思わないでしょう。
自分の料亭だったら、
出される酒も料理も大事にするでしょう。
自分の土地だから、
タバコを捨てたりもしないはずです。
そうして突き詰めて考えると
「みんなのものは自分のもの、
自分のものはみんなのもの」
という哲学にたどり着くのです。
私心に偏りがちな企業経営も、
この考え方で見れば
「会社は社会のもの」という
視点を持つことができます。
秘書はこの一件で、
幸之助さんの経営哲学を学んだのです。
幸之助さんの指導には
「こう考えるといいですよ」
「こう考えると楽ですよ」
という教えが多かったといいます。
実はこれ、FXのトレードにも
まったく同じことが言えます。
多くのトレーダーは相場を
「自分のものではない、見知らぬ他人のもの」
と考えています。
だからこそ、
自分の思い通りにならないと腹が立ち、
急な値動きに焦って
感情的なトレードをしてしまうのです。
チャートを「敵」のように感じ、
どうにかして打ち負かそうと必死になります。
でも、ちょっと待ってください。
もし相場全体があなたのものだとしたら
どうでしょうか。
値動きの激しい通貨ペアも
「自分の市場を活気づけてくれている」
と思えば、
余裕を持って見守ることができます。
含み損を抱えたときも
「自分の資産が少し休んでいるだけだ」
と冷静に考えられるようになります。
この考え方のシフトこそが
トレードを根底から変えるのです。
相場を「自分」と「他人」に分けず
すべてを自分のものとして捉える。
そうすることで、
まるで自分の庭を散歩するかのように
穏やかな気持ちで
トレードに臨むことができます。
市場の動きを「敵」ではなく、
「自分の成長の機会」として
受け入れられるようになるのです。
松下幸之助さんは言いました。
「みんなのものは自分のもの
自分のものはみんなのもの」
この言葉は、FXの世界でも真理です。
相場を自分のものとして愛し、尊重する。
すると不思議なことに
相場もあなたに
味方してくれるようになります。
幸之助さんの言う
「こう考えるといいですよ」
「こう考えると楽ですよ」
――この考え方こそ、
FXで最も大切な心構えです。
勝っても「勝たせていただいた」
と謙虚に受け止め、
負けても「成長の機会をいただいた」
と考えれば、
悔しさなど感じなくなります。
松下幸之助さんの考え方こそ
トレーダーのメンタルを揺るがさない
とても大切な教えだと思っています。