こんにちは。FX担当の
清水一喜です。
今日は、私が一人の勝負師として、
あるいは一人の人間として、
日頃から痛烈に感じている
【勝負の正体】について
お話ししたいと思います。
突然ですが、あなたに一つ
質問させてください。
「約束の10分前にいつも現れる人」
あなたの周りにも
いらっしゃいませんか?
実は、同じ10分前に来る人間でも、
そこには「2種類」のタイプが存在します。
ただの几帳面な人と、
人生そのものに圧倒的な
余裕を持っている人。
若い頃はこれが見抜けない。
だけど、50を過ぎると、その差は
残酷なほどハッキリと顔に出てくるのです。
今日は、いつも早く来る人が
その奥底に隠している「本当の正体」、
そしてそれがなぜ、相場で生き残るための
絶対条件なのかをお話しします。
1.ギリギリを生きる人がハマる「自分喪失の罠」
私は昔から不思議だったんです。
なんで世の中にはいつも、
ギリギリで飛び込んでくる人が
いるんだろう、と。
汗だくになって、
「すみません、すみません!」と
言いながら入ってくる。
決して悪い人ではないですし、
性格が曲がっているわけでもありません。
だけど、不思議とそういう人というのは、
人生そのものにも追われているような
顔をしているんですよね。
人間というのは、せかされ始めると
別人になってしまいます。
時計に追いかけられた瞬間、
自分じゃなくなってしまうのです。
呼吸は浅くなる
判断は雑になる
言葉も荒くなる
大事なことほど抜け落ちる
たまにいますよね、
「いや、時間がなくてさ」と
毎日口癖のように言っている人。
あれは、本当に忙しいわけではありません。
時間に支配されて、
自分を見失ってしまっているのです。
これ、FXのトレードでも
全く同じことが言えないでしょうか。
チャンスを逃すまいと、
チャートに飛び乗るように
ギリギリのエントリーをしてしまう。
焦って、呼吸を乱して、ルールを忘れて、
「いや、時間がなくて検証できなくてさ」と
言い訳をしてしまう。
それは相場が難しいのではなく、
入る前から、すでに自分を失っているのです。
2.「急がないため」に早く動くという本質
一方で、やたらと早く来る人がいます。
お店でも、待ち合わせでも、
仕事の現場でもそうです。
誰よりも先に来て、
静かに座っている。
スマホを見るわけでもなく、
ぼーっとしているわけでもない。
ただ、その場の空気の中に
すっと馴染んでいるのです。
昔は私も「真面目な方なんだな」
くらいにしか思っていませんでした。
でも違ったんです。
あれは単なる礼儀ではありません。
もっと深い話だったのです。
早く来る人というのは、
「時間に追われて自分を失う感覚」が、
大嫌いなんですね。
だから急がないために、早く動く。
ここが一番大切なポイントです。
急ぐためではありません。
「急がなくて済むように」
生きているのです。
私も若い頃、なかなか結果が出ない
時代が長くありました。
どんなに苦しい状況であっても、
時間だけはいつも先回りして
行動していました。
なぜかと言うと、
遅れて焦った顔のままで、
本番の舞台に立ちたくなかったからです。
人間の心の乱れというのは、
自分が思っている以上に、
周囲に見透かされてしまうものです。
周りの人は言葉ではなく、
その人がまとっている
「空気」を見ているからですね。
これは相場も全く同じです。
相場は、私たちの「心の乱れ」を
容赦なく見透かし、隙があれば
一瞬で資産を奪い去っていく、
厳しい世界なのです。
3.何に追われているかは、すべて顔に出る
昔、ある先輩から
「急いできた顔で人に会うな」と
言われたことがあります。
これが、年齢を重ねるほど
深く心に染みるのです。
結局、人間が何に追われて
生きているかは、すべて顔に出てしまいます。
お金に追われている人、
世間体に追われている人、
人間関係に追われている人、
締め切りに追われている人。
でも、本当に心に余裕がある人は違います。
時間の「前」に立っているのです。
時間に背中を押されていません。
50を過ぎると特に、若い頃のような
無理は効かなくなります。
寝不足も翌日に残りますし、
焦りはすぐに体や表情に
出てしまいます。
だからこそ、自分のペースを
しっかりと守れている人は強いのです。
たった5分、10分早く動くだけでいい。
それだけで、心拍数が変わります。
見える景色が変わります。
人への接し方まで変わってきます。
人間というのは不思議なもので、
時間に余裕があるだけで、
少し優しくなれるんですよね。
そして、その「優しい心の余裕」こそが、
相場の突発的な動きに対しても、
「なるほど、そう来たか」と
論理的な大局観を持って見つめられる、
本物の強さになるのです。
4.時間の前に立つための「5分前ルーティン」
では、私たちが時間の奴隷にならず、
時間の支配者として相場と向き合うには
どうすればいいのでしょうか。
今日からあなたのトレードライフに、
この「時間の前に立つ感覚」を
取り入れるためのポイントです。
チャートを開く「10分前」に席に着く
バタバタと帰ってきて、
いきなりクリックしてはいけません。
まずはPCの前で静かに温かい
飲み物でも飲みながら、
自分の呼吸を整えます。
「急がなくていい環境」を自ら作る
アラート機能などを上手に活用し、
チャンスが来るのを
「手ぐすね引いて待つ」状態を
デザインします。
追いかけるのではなく、引きつけるのです。
焦った状態のトレードは「即座に放棄」する
「急いできた顔」で
相場に触れてはいけない。
少しでも心が乱れていたら、
その日の勝負は最初から負けていると
自覚することです。
5分の余裕が生んだ「丁寧な判断」を褒める
早く動けたことで、
インジケーターの歪みや
相場のサイクルを冷静に見極められた、
その「美しいプロセス」自体を
自分自身の勝利とします。
これは私が今でも徹底し続けている、
勝負師としての最低限の
「ドレスコード」です。
結びに代えて
「勝てば官軍、稼げれば何でもいい」
そう言って、いつもギリギリの
精神状態で相場に飛び込んでいく人は大勢います。
しかし、時間に追われたトレードは
必ずどこかで破綻します。
それはお金を失うだけでなく、
あなたの人生の大切な余裕までをも
削り落としてしまうのです。
目先の結果ではなく、
「時間の前に立つ」という
プロセスの大切さを説き続けるのは、
あなたの投資家としての人生を、
そして一人の人間としての人生を、
誰よりも豊かにしてほしいと 願っているからです。
最初は、次のトレードからで構いません。
たった5分、相場より先回りして、
静かにチャートの前で待ってみてください。
その時、見える景色がガラリと 変わるはずです。
あなたが自らの足で立ち、
時間に追われる側から、 時間を従える側へと回り、
「稼いだその先に、自分は
どんな素晴らしい人生を成すか」と
本物の大局観を持てた時、 あなたのトレードは、
一生モノの 本物になります。
一緒にがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。