こんにちは。
FX担当の清水一喜です。
子供の頃、手塚治虫さんの
漫画「ブッダ」に
夢中になったことがありました。
そのブッダの教えが仏教です。
人間の苦しみを見つめ、
その解決の道を説いたことから
始まった宗教です。
その仏教に
「托鉢(たくはつ)」
という修行があります。
笠をかぶったお坊さんが
手に鉢をもって家々を回り、
お布施を頂くという修行です。
欲を離れ、
他者の善意に身を委ねる修行
という意味合いがあるそうです。
お釈迦さまは、
托鉢に向かう弟子たちに、
こう言ったといいます。
「お金持ちの家ではなく、
貧しい人たちの家を回って
托鉢をしてきなさい」
普通に考えれば、
お布施をいただくのですから、
お金持ちの家に行くのが
常識かと思いますよね?
しかし、
お釈迦さまの思いは
別のところにありました。
貧しい人はなぜ貧しいのか。
それは、自分のためだけに
お金を使ってしまうからであり、
その人たちに
与える喜びを味わってもらう
機会をつくることこそが、
托鉢の真の目的なのです。
神社も同じです。
お願いごとをして
願いを叶えてもらう場所というより、
いつも守ってもらっていることへの
感謝を伝えに行く場所です。
お守りも同じように、
お守りに守ってもらおうと頼る人が
守られるのではなく、
「このお守りを大切にしよう」
と思う人が守られるといいます。
真理は、すべて逆に
出来ているように思います。
双六の達人という人に
必勝法を聞いたところ、
「勝とうとするんじゃなくて、
負けないように打つこと。
どんな手を打てば
すぐ負けてしまうのかを考え、
その手は打たず、
とにかく少しでも
負けるのを遅らせることだ。」
と答えたそうです。
その道の達人の言うことは、
どんなものにも通じる
普遍性があります。
それは、
『結果』だけを求めない
ということです。
『結果』だけを求めていると、
人は近道をしたがります。
その結果、
真実を見失ったり、
やる気も次第に失せていきます。
大切なのは、
理想に向かおうとする意志です。
その意志さえあれば、
いつかはたどり着きます。
なぜなら、
そちらに向かっているわけですから。
この考え方や姿勢は、
FXにもまったく同じことが言えます。
勝ちたい、
儲けたいという気持ちで
トレードするのではなく、
負けないように行う。
マスターしたルールを守り、
負けづらい場所でトレードしていく。
そこに勝ち続ける答えが
あるように感じています。
「すべて逆なんだ」
という感覚。
これが、とても大切なことだと
思っています。