こんにちは。
FX担当の 清水一喜です。
今日は、私たちが FXという厳しい世界で、
「利益を出し続けるため」の、
究極の心のあり方に ついて、
お話ししたいと思います。
実は、 トレードの本質を
突き詰めていくと、
日本の歴史における
「ある偉大な人物」の思想に、
驚くほどぴったりと 行き着くのです。
その人物とは
茶聖・千利休です。
1.刀を捨て、頭を下げて入る「2畳の宇宙」
千利休が作った茶室に、
「待庵(たいあん)」と呼ばれる
国宝の茶室があります。
驚くべきことに、 その広さは、
わずか「2畳」。
そして、 その入り口は、
「にじり口」と呼ばれる、
低くてとても狭い形を しています。
なぜ、利休はわざわざ そんな窮屈な
入り口を 作ったのか。
そこには、 利休の強い信念が ありました。
「茶室に入る人間はみな、 身分の上下に
関係なく 平等であるべきだ」
この狭い入り口を くぐるには、
どんなに偉い大名であっても、
這いつくばるように 頭を下げ、
身をかがめなければ 中に入ることができません。
さらに、 天下を恐れ入らせる
武士であっても、
自慢の刀を差したままでは、
つっかえて入れないのです。
どんなに強い者も、
自慢の武器(刀)を外し、
プライド(身分)を捨てて、
一人の人間として、 頭を下げて入る。
そうしなければ、 利休の2畳の茶室には
一歩も入れなかったのです。
2.相場という「にじり口」
ひるがえって、
私たちのFXはどうでしょうか。
相場という世界に入る時、
私たちは「にじり口」を 通っているでしょうか。
多くの敗者は、
「俺の資金力を見ろ」
「俺の完璧な手法を見ろ」と、
傲慢なプライド(刀)を 差したまま、
ふんぞり返って 相場に入ってきます。
しかし、 相場という巨大な世界の 前では、
私たちはあまりにも 無力です。
相場にプライドを 持ち込めば、
一瞬でその刀をへし折られ、
大ケガを負わされるだけです。
大切なのは、 パソコンを開いて
チャートに向き合う時、
「今日も相場様から、
少しだけ利益を 分けていただく」
という、 謙虚な心。
プライドを捨て、
欲を捨て、
頭を下げて 相場の世界に入る。
これこそが、 私たちが最初に行うべき、
「にじり口」の所作なのです。
3.過剰なものをそぎ落とす「侘び寂び」の境地
利休のおもてなしは、
きらびやかな高価な道具を
使うものではありませんでした。
茶碗も、 知り合いに作ってもらった、
決して高価ではないものを使い、
ただ純粋に、 お茶を通じて
人と人の「心」を通わせる。
その世界観を 大切にしました。
ここに、 利休の「侘び寂び」の
思想があります。
「侘び」とは、
過剰なものを すべてそぎ落とした
「不足の状態」の中に、
精神的な充足と、 美しさを見出す心。
今のあなたのチャートは、 どうなっていますか?
画面が見えなくなるほどのインジケーター
ネットで拾った、複雑すぎるノウハウ
「もっと稼ぎたい」という過剰な欲望
あれもこれもと詰め込んだ
ごちゃごちゃしたチャートでは、
相場の真の姿は 見えてきません。
勝ち続けるプロの チャートほど、
驚くほどシンプルで、 美しいものです。
過剰な欲を捨て、
余計なインジケーターを 外し、
究極までそぎ落とされた シンプルなチャートの中にこそ、
「相場の美しさ(本質)」が 浮かび上がってくるのです。
4.「おもてなしの心」でチャートを見る
相場を 「金を毟り取る相手」として
見ているうちは、
絶対に勝てません。
相場の動きを、 愛おしく、
敬意を持って見つめる。
まるで、 目の前のお客様に
極上の一杯のお茶を 点てるような、
「おもてなしの心」で
チャートに向き合うのです。
自分の利己的な欲を捨て、
相場が描く美しい波 (プロセス)を
静かに受け入れる。
相場が「行きたい」という 方向へ、
ただ静かについていく。
この、エゴを完全に 消し去った先に、
私たちは「美しいトレード」を
実現することができます。
経年変化によって 新しい美が宿る、
「寂び」のように、
あなたのトレードノートも、
日々の反省と 検証を重ねることで、
世界に一つだけの
「美しく、味わい深い武器」へと、
育っていくはずです。
結びに代えて。
「稼げれば何でもいい」
そう言って 刀を振り回す野蛮なトレーダーは、
いずれ自滅の道をたどります。
私は、あなたを そんな風にはしたくない。
利休が2畳の茶室で 究極の美を追求したように、
あなたにも、 パソコンの画面という 小さな世界で、
無駄な欲をそぎ落とした 「本物の美意識」を
持ってほしいのです。
目先のお金ではなく、
無駄をそぎ落とした「過程」を愛する。
明日チャートを開く時は、 ぜひ、にじり口をくぐるように
「心の中で深く一礼」をしてから、
始めてみてください。
過剰な欲を捨て、 美しさを見出す心で、
一緒に相場へ向かっていきましょう。
私はいつでも、 美しく真摯に
学び続けるあなたを
心から応援しています。
一緒にがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。